「 こむら返り 」





原因不明といわれる「こむら返り」の原因を考えてみましょう。

そして、その考えに沿った対応を考えてみましょう。





「こむら返り」とは、ふくらはぎの筋肉が急に縮んで、強い痛みを伴う状態です。この症状は就眠時(特に明け方)や水泳などの運動中、あるいは、妊娠後期の女性に起こりやすいといわれています。

整形外科などでは一般的に、特定の病気や原因が見あたらなければ、足の筋肉を伸ばすストレッチが指導されます。それでも効果がなければ神経と筋肉の伝達を強制的に遮断する「筋弛緩薬」などが処方されます。

ところが、こむら返りは、朝方、寝床の中で何気なく伸び(ストレッチ)をしたとたんに起こることが多いようです。実際、それを経験した人は多いと思います。このことからも、ストレッチは本当に有効な対応策といえるのでしょうか?


構造医学の考え方

「ストレッチや筋弛緩薬」という対症療法に対して、こむら返りが就眠時や水泳中、妊娠後期に起こりやすいという事実から、筋肉が急に縮む理由と適切な対応を考えてみましょう。


1)睡眠と水泳の時は、地に足がついていないので、時間の経過とともに足や骨盤の関節がゆるくなる。


2)妊娠後期は、成長した胎児によって妊婦の骨盤は内側から押し広げられるので、骨盤の関節はゆるくなる。


このように、足腰の関節がゆるむと骨と骨のすき間は長くなるので、足の筋肉は持続的に引き伸ばされることになります。このストレスに対してふくらはぎの筋肉が本来の長さに復帰しようと急激に縮んだ瞬間、こむらが返りが起こると考えられます。

もし、就眠中にこむら返りになりそうな時、あるいは、なった時は、床に立つか、横に寝たまま足の裏で壁を強く押してみて下さい

足腰に圧縮力を加えて関節のすき間をつめることができれば、筋肉は引き伸ばされるストレスから解放されるのでこむら返りはスッと消えるはずです。


実際、こむら返りをよく起こす人を構造医学的に調べると「骨盤のゆるみ」が確認できます。その骨盤をしめる治療を行うと、多くはあっさりと治ってきます。妊婦の場合は、骨盤の治療と胎児を守るための「腹帯の指導」が必要になります。